精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

【繰り返すじんましん】を完全に抑え込んだ3つのアプローチとは?

「原因のわからない不調」の代表格、じんましんは心因性の病気か??

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じんましん。

あぁ、なんてイヤな言葉でしょう。。笑

 

経験のない方にはわからないかもしれませんが、激しいかゆみが突如はじまり、それが体中にどんどん広がっていくあの感覚。


それはジワジワとくる、ヌルい絶望感ですw

 

なにがツラいかって、他の病気にくらべて大したアプローチが確立されていないこと。

 

皮膚科に行くと塗り薬を処方され、効かなければ内服薬を飲むことになるのですが、これがまた全然効かない。。

 

私は結局、最初の一年間は皮膚科難民となってさまようハメになりましたww

 

ところが、ところが。

 

2年間にわたる試行錯誤の結果、今ではしつこいじんましんを完全に抑え込み、持続性あるライフスタイルを手に入れるまでになったのです😊✨

 

そこで今回は、わたしの辿った軌跡と慢性じんましんへの効果的なアプローチを、渾身の記事でご紹介したいと思います!!

 

はじまりはいつも、ストレスとともに。

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photo credit: wuestenigel

やっぱりコレなんですよね、ベースにあるのは笑。

 

じんましんの発症メカニズムは複雑で、何が決定的なカギかは本当にわかりにくいです。


でも、わたしの場合、じんましんと強いストレスはいつもセットなので心因性の要素が強いのは体感的にわかります。

 

最初の慢性じんましんのきっかけは、ダブルワークの忙しさとストレスが最高潮に達したあたりで海鮮弁当を食べたことでした。

 

その翌日、手のひらに赤いポツポツができ始め、すごくかゆい。それでも、最初のうちはあまり気にしていませんでした。

 

ところが、それから2週間たっても治まるどころかどんどん激しくなっていく。ある夜勤明けの日に、ついに全身に爆発的に広がりました。

 

あわてて抗アレルギー剤の点滴を受け、薬ももらいましたが多少マシになった程度。大病院で血液検査も受けましたが、異常は何も見つからす。

 

アレルギーの原因を特定するパッチテストも希望しましたが、「シーフードが原因かどうかは、日が経ってたらわかりませんよ。」と言われました。

 

かゆみから開放してくれる薬を求めて

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それから一年間、体質に合ったかゆみ止めの薬を探す旅に出ることになりました笑。

 

プレドニン→アレロック→ルパフィン→タリオン

 

それぞれ順に数ヶ月ずつ試していき、抗アレルギー薬の最大のデメリットである「ねむけ」が一番出にくかったタリオンをメインに服用することになりました。(ここは個人差が非常に出やすいところ。)


わたしの場合、アレロックを飲んだ後はねむけどころかアタマが完全にフリーズ。

かゆみ止めどころかまったく仕事にならない状態になりました。

 

とはいえ、タリオンもねむけが消えただけで、肝心のかゆみやじんましんを消してくれたわけではありません。


そのため、一時期は規定量の3倍のんでもじんましんが抑えられず、ため息ばかりの日々が続きました。。

 

やはり、手足を露出する機会の多い夏場が一番しんどかったですね。

なにしろ、わたしのじんましんは赤い点が輪っか状に広がっていくタイプのため、パッと見「歯型」に見えるわけです。

 

そのため、全身の「歯型」を見て

「え、それって。。一体誰にそんなに噛まれたんですか!?」

 

と職場の同僚にビックリされることもたびたびでした笑。

 

一年後に急に姿を消し、10ヶ月後に再発。

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もはやじんましんが生活の一部となっていたある日のこと。「おや」と気がつきました。毎朝必ずじんましんをポリポリかきながら目をさますのに、その日はかゆくない。

 

一日たっても、カラダに出ているじんましんは数えるほど。そんな日が何日か続き、やがて発症から丸一年たったあたりでパッタリとじんましんが消えました。

 

その後、1ヶ月ほどタリオンの服薬を続けてからゆっくりと減薬。晴れてフリーの身となったのです✨

 

ところが。

 

それから10ヶ月後、ヤツらはストレスと共に再び姿を表したのですw

 

昨年の11月末に家族でサマーランドに遊びに行ったのですが、思っていた以上に室内外の環境差がスゴい。

プール施設内は猛烈に暑く、空気もカラッカラに乾燥しています。

 

その上、大混雑のため、場所さがしに手間取ってタートルネックセーターを着たまま汗はダラダラ、子どもたちがグズってイライラ。。

 

そんなタイミングで手のひらにポツン、と見覚えのある斑点が。またまたタリオン3倍量服用の日々がやってきたのです。

 

やっとじんましんから開放されたと喜んでいたのに、一年経たずに再発。かなりのショックを受けました。。

 

体質改善のため、一念発起!

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しばらくしてやっと気がつきました。「これは薬を飲んでいても終わりが見えないぞ。」と。

 

ストレスと環境要因がじんましん発症のきっかけとはいえ、根本的な原因に手をつけない限り、再発と服薬の日々を延々と繰り返すことになるはずです。

 

そこで、ウェブから本屋から片っ端から体質改善につながる情報を集めて回りました。


その結果、最も信憑性が高かったのが当ブログに頻出する鈴木 祐の著作『最高の体調』でした。

 

 この本が画期的だったのは、現代人の不調のほとんどを「文明病」と看破している点でした。

その進行度の指標として挙げていたのが、カラダの「炎症」レベル。

 

カラダから異物を排除するアラームとして炎症という反応は欠かせないこと、そして体内の炎症の進行こそが不調の大きな原因になっているという指摘でした。

 

その主張にピンときたわたしは、早速ここで紹介されている体質改善のアプローチをはじめました。

 

いろいろと紹介されていた中で、生活に取り込んだのは以下の3つのアプローチです。

 

  1. グリーンエクササイズの実践
  2. 「食べないもの」を決める
  3. 腸活にいそしむ

 

緑の中を散歩するだけで高いリラックス効果が。

まずは、ひとつめ。

 

ストレスの原因を特定するのは、なかなか難しいもの。

そこで、「緑の中を散歩するだけでもストレスレベルは激減する」という研究成果を導入してみることにしました。

 

具体的には、休みの日に息子を自転車で保育園まで送っていたのをやめ、徒歩に切り替えました。

寒い中、身を縮めるようにしてイヤイヤ行っていたことを積極的に楽しむ方向に切り替えたのです。

 

何より、ふたりで緑の中を歩きながら散歩していると、会話もはずみます。

これがストレスレベルを下げることだと意識してからは「やらされてる感」もグッと減りました。

 

また、保育園からの帰りにひとり公園内を散歩していると、朝の光が緑を本当にキレイに見せてくれることを初めて知りました。

なんかこう、文字通り葉っぱがキラキラ輝いているんですね✨

 

最後に公園内の東屋に座り、光を浴びながら10分間の深い呼吸法を続ける。吐く息に16秒かけるだけのシンプル極まりない呼吸法です。

 

不思議なことに、たったこれだけのことで「健康的な生活をしている」という自信が飛躍的に高まりました笑。

 

ちょっとした変化ではあっても、「家族関係の深化」「適度なウォーキング」「季節と自然をたのしむ余裕」「価値の発見」「自律神経の安定」「気持ちのいい一日のスタート」

 

といった具合に、さまざまなプラスの要素がムリなく溶け込んでいるからなんですね。

 

大好物=トランス脂肪酸の流れを断つ


たとえばから揚げがキライな男って、なかなかいないですよね。カツ丼や天丼も夜勤明けに食べたくなる高カロリー食の典型。

 

ポテチやフライドポテトも小腹が空いた時には手が出やすいスナックです。

 

若いうちはいいんですよ、ええ。どうせ「老化」という言葉にリアリティも感じませんし笑。

ただ、健康って日々の行動が蓄積して初めて結果が出るもの。

 

「これ、ウマいよなぁ。。」という食の嗜好は、急に変えようと思っても変えられないから怖いんですね。

 

ただ、難しい話は抜きにしてもトランス脂肪酸が含まれる油(ほとんどの植物性油脂)を使った揚げ物が、カラダの炎症レベルをガンガン進行させることは間違いありません。

 

特に「内臓脂肪こそが炎症の発生源になる」との記述を読み、トランス脂肪酸と糖分を含む食品の摂取を意識的にさけることにしました。


具体的には、

 

  • いちごジャム&マーガリンのコッペパン
  • コンビニのレジ横の揚げ物各種
  • ハンバーガーとフライドポテト
  • コンビニスイーツ各種
  • 清涼飲料水各種

。。。数え上げると、ふだん食欲にまかせてなにも考えずに食べてきたものが次々に当てはまります。

 

好物断ちの苦しみを乗り越えるため、それに代わる新たな食生活を始めることにしました。

 

  • スイーツの代わりに果物や焼き芋、寒天ゼリーを
  • 夜勤の朝食は手作りサラダにする
  • 夜勤の飲み物はブラックコーヒーか緑茶のみ
  • アルコールを控える
  • 辛いものなどの刺激物は控える

 

予想していたことではありましたが、食の制限が一番キツく、また一番効果的なものでした✨

 

プロバイオティクスサプリと水溶性食物繊維の合わせ技一本!

 

前回の記事でも触れましたが、腸活の一番のポイントは、ビフィズス菌を始めとする善玉菌を摂取すると同時に、彼らのエサである「水溶性食物繊維」を同時に摂取すること。


それによって初めて善玉菌がのびのびと活動できるようになるとお伝えしました。

 

プロバイオティクスサプリも水溶性食物繊維もそれぞれ何種類もありますが、わたしが自分のカラダで実証実験し、自信を持ってオススメできるのが

 

「ザ・ガードコーワ」

【第3類医薬品】ザ・ガードコーワ整腸錠α3+ 550錠

 

「イヌリン」

イヌリン(水溶性食物繊維)400g ヘルシーカンパニー

 

この2つです😊


これらの合わせ技一本で下痢腹はあっという間に改善し、気づけばじんましんもグッと数が少なくなっていきました。


それから1ヶ月も経たないうちにタリオンの減薬が始められ、開始から2週間もたたずに薬いらずになりました😊


今回は再発からわずか3カ月半で収束できたのです。

 

やはり免疫物質の大半は腸でつくられるというのは、体感的にもそのとおりでしたね✨

 

まとめ

 さてさて。そんなわけでまとめです😊

 

繰り返す慢性じんましんの完全なる抑え込みに成功した3つの要素。それは。。

 

1.「自然の中の散歩」を習慣化したことで、ストレスレベルを大幅に現象させたこと。

2.体内の炎症を進行させるトランス脂肪酸を排除し、野菜や果物中心の食生活を始めたこと。

3.腸内活動を最適化するため、プロバイオティクスと水溶性食物繊維を継続摂取したこと。

 

以上となります。つまり、

 

ストレスを軽減し→カラダに悪いものの摂取をストップ→新しい食生活と腸内活性化サプリの摂取で免疫力アップ!!

 

この流れこそがじんましんの再発をシャットアウトする黄金のルールかと思います✨

ピンとくるものがあれば、まずはひとつでもいいのでぜひお試しあれ。

 

ではでは。

この情報があなたの窮状を少しでもラクにしてくれるよう願って。


たろけんでした😊