精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

ファスティング明けに”食べ放題”に行ってみたら。

たろけんです。

早いもので、ファスティング入りした日から数えて一週間になりました。

 

ここ数日は、祝い事もあって少々食べすぎているのですが、本日はいわゆるしゃぶしゃぶの”食べ放題”に子どもを連れて行ってしまいました。。(笑。

 

ファスティングを経験した後ではどう感じたのかお伝えしたいと思います。

 

食べ放題は子持ち家庭のイベントだけれど。。

 

食べ放題って、年齢と共にあまり選ばなくなる傾向ってありますよね?

食べ物の質にうるさくなるのに加えて、そんなに量を食べられないよってのもあります。

 

ただ、子どもたちがそこそこ大きくなってくると、食欲も増すし、アレコレ食べてみたいっていうイベントにもなるわけで。定期的に行くと喜ぶんですよね。

 

本日向かったのは、大衆的なしゃぶしゃぶの食べ放題店。

60分食べ放題なわけですが、このカウントダウンが始まった途端、スイッチが入ります。

わたしも痩せの大食いタイプなので、ついついリミットを外して臨戦態勢。

 

黙々と肉を湯通しして、子どもたちに取り分けて。また野菜やなんやらを取りに行って。。

そうしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきます。

 

隣では娘が、「パパ、残り時間あと30分になったよ。。まだスイーツ取りにいけてないよ。。」と、悲しそうな声で言ってきます(笑。

 

それじゃ、今度はスイーツづくりを一緒に手伝ってやり、ワッフルも焼いてあげて、と。

どんどん食べ物を積み上げていくのですが、逆に食べていないものがどんどん気になっていくわけですよ(笑。

 

そうなると、子どもなんて今食べてるものに全然集中できません。

アイスフロートを飲みながら、まだかき氷を食べていないことと、フルーツポンチを食べられないまま帰ることを恐れ始めるのです。。(笑。

 

挙句の果てには、「パパ、時間が来たらこの店、追い出される??」と。

その様子を見ながら、あー、なるほどなぁって思いましたよ。

 

食って、カンタンに切迫感と結びついてしまうんですよね。

 

「これが食べられなかったらイヤだなぁ。。」

「自分だけまだアレを食べてない!」

「こっちの方がすくないじゃん。。」

「あ、もうすぐアレがなくなっちゃう!」

etc..

 

大人になるとなかなか口に出して言う人がいないので忘れがちですが、子どもは正直ですからね。すると、自分の中にも程度の違いこそあれ、同じものがあることを感じます。

 

そういえば、食べ放題とかビュフェに行って、ゆったりとした気分で過ごしたことってないよなぁ、と。ちょっといいホテルとかのビュフェであればあるほど、せかせかしてしまう(笑。

 

逆に、あまり冴えないラインナップの方がゆったりとした気持ちでいられるこの不思議。

「あれは食べなくてもほぼわかるな..」みたいなやつです(笑。

 

ただ。実はその両方とも食本来のたのしみ方からは離れてしまっているのかもしれません。

ファスティング明けのわたしが感じる、最も理想的な食のあり方。それは。。

 

目の前にあるものだけを、しっかりと楽しんで味わうこと。

 

そのためには、少ない品数の食事を、ちょっと足りないぐらいの量で食べるのが一番なのかもしれません。

 

「色んなものを好きなだけ食べることが贅沢」と思いがちなのが食なわけですが、実は贅沢って制約があってこそなのかもしれない、と感じた一日でした。

 

それではまた。

たろけんでした😊