虫歯治療を至福のリラックスタイムに!マインドフルネスの効果が凄い。
痛みへの「恐怖」と「機械音」をなんとかしたい!!
最近、虫歯の治療中によく寝落ちしている たろけんです😊
ここ数ヶ月、虫歯の治療で歯医者に通っています。
歯医者の何がイヤって、痛みへの恐怖&ドリル音ですよね?
筆者はふつうの人より騒音に敏感なタチでして、特に機械ノイズにはガマンができないタイプです。
そのため、長いこと念入りな歯磨きで乗り切ってきたつもりだったのですが、やはりそれではダメでしたww
歯並びが悪いこともあって、気づいたら大きな虫歯が複数個できてしまっていたんですね。。
しかも恐ろしいことに、歯の神経に達するまで、痛みを感じない体質
であることが発覚。
これはやはり、「定期的な歯医者通いが必要である」という結論に達したのでした。
さて。そうなると、先の難題を乗り越えなければなりません。なにしろ、複数本の歯を根っこから治療しなければなりませんからね。
そうなると当然、一本あたりの作業時間がすごくかかるわけです。
たっぷり一時間はかかる治療を「虫歯の本数×5回」はおこなうのですから、すべての治療が完了することを思うと気が遠くなります。
案の定、最初の一回で挫折しかけました 笑。
「あんなとこ、もう二度と行きたくない!!」
となったわけですね。
そこで思い立ったのが、マインドフルネス式呼吸法の活用でした😊✨
あれほどイヤだったのに、施術中「寝落ち」するほどの変化が!
ストレス耐性に強いメンタルをつくるため、ここ一年間ほぼ毎日実践しているマインドフルネス瞑想。
大きな虫歯の治療はストレス値MAXの体験ですから「これに応用しない手はない!」と気づいたのです。
そこで早速、「マインドフルネス虫歯治療バージョン」を作成&実践することにしました。
手がかりにしたポイントは以下の3つ。
- 「横になった姿勢」を活用する
- 「目隠しされた状況」を活用する
- 「呼気の秒数」にひたすら集中する
たったこれだけです。
それでは、順にご説明していきましょう✨
虫歯の治療はふつう、歯医者さんが作業しやすいようにリクライニングシートを倒しますよね?そのため、座った姿勢よりも体がラクなはずです。
ここでは、「リラックス姿勢を取っていること」を自分にしっかり認識させることが重要です。
そのため、1ではおへその下のあたりにやわらかく両てのひらをのせておきます。ここは東洋医学で「丹田」と呼ばれる、体と心を結びつける大事な場所。
歯の治療では、どうしても顔周辺を意識しがちなため、緊張しやすくなっています。そのため、丹田に両てのひらを置くことで、あらかじめそれを防いでおくのです。
2の「目隠しの活用」についてですが、治療中は紙や布のフェイスシートで目隠しをされることが多いと思います。
これもおわかりかと思いますが、人間は目を開けているより閉じている時によりリラックスできるもの。フェイスシートの下では、両目をやわらかく閉じておいてください。
最後に、3の「呼気の秒数だけに集中」を解説します。
治療用のシートがリクライニングされた瞬間、「今から、リラックスタイムを始めるんだ。」と頭の中でつぶやいてみましょう。
「そんなことが出来るか!」って?
まあ、考えてもみてください。
たしかに、歯医者さんはこれから大キライな虫歯治療を始めます。ですが、その点であなたに出来ることは何ひとつありません。
痛みや不快感がやってくる可能性もありますが、それらを増幅させているのは、顔や首、肩周りのこわばりなのです。
ですから、あなたにできるベストな行動は、すべてをあきらめて、ゆだねてしまうこと。
その代わり、両手を置いたお腹の動きと、息を吐く秒数だけを意識してみてください。
これは、リラックスタイムを演出するためのゲームです✨
ラッキーなことに、治療中は口をあけて水を噴射されたりしているため、完全な鼻呼吸に切り替わります。これは、リラックスする呼吸のためには欠かせない条件。
呼気は16秒間かけて、細くながく、鼻からゆっくりと息を吐き切っていきます。
最初は16秒もかけて息を吐けないと思います。ですから、「その状態を、何分で実現できるのか?」だけを考えてください。
息を吸う時には、両てのひらで「下腹がふくらむ動き」だけを感じます。(吸う時の秒数カウントは不要です。)
繰り返し、繰り返し。それだけをやってみてください。
ふと気づいた時、あなたは「寝落ちしかけている自分」に気がつくことでしょう😊✨
その時、なにが起きているのか?
文章だけを読んでも、なんのことかわからないかもしれません。
ですから、これらの動作を行っている時に、心と体に何が起きているのかをご説明しましょう。
リクライニングシートを倒して目を閉じ、ゆっくりと呼吸への意識を深める。
これを聞いたら誰もが「いいね〜、リラックスタイムだね✨」と思いますよね?
その時、あなたの意識は”嫌悪の対象”から”望む状態”へと切り替わっています。
「虫歯の治療のため」にシートを倒され、目隠しをされるのではなく、「リラックスタイムを始めるため」に必要な準備をおこなうからです。
これは、心理療法でいう「リフレーミング」と呼ばれるテクニック。
物事の「枠組み」を一旦壊してから、再度意味づけをおこなう方法です。
マインドフルネスの役割は、「いま、ここ」に集中して楽しむことにあります。
だからこそ、物事のイヤな面を見るのではなく、自分にとって望む状態を見る(=枠組みを変える)ことが大事なのです。
これは、現実から「逃避」しているのではなく、積極的な「作り変え」を行っているんですね。
問題が起きた時、先延ばしにするのではなく、解決に向けて動き始める。
そんな経験がある方には、これが理にかなった方法であることがわかるはずです。
そして、新しい枠組みが見つかったなら、もはや成功したも同然。
何度も繰り返し実行している間に、自然と心身がそれに適応していきます✨
わたしの場合。
今では歯医者のシートに座ると自動的に呼吸が深くなり、
「キュイーーーーン!!」
とノイズが鳴り響く中、寝落ちしてしまうまでになりました😊笑
歯医者ギライな方は、一度だまされたと思ってお試しあれ✨
それではまた。
たろけんでした!