精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

チェリーシュリンプぞ、いとをかし。淡水エビのツマツマとつましい生き方を鑑賞する

エアーポンプもフィルターも使わない水槽で、エビたちに”ツマツマ”してほしいのである。

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相手と同じ行動により親近感を生む、”ミラーリング”中。

たろけんです。

3匹のメダカに”水草の原っぱ”をご提供してから、2週間ほど経過しました。

 

その間、ボトルアクアリウムの知識を少しづつ蓄積していき、「次はなにしよっかな〜♫」と、想像のふくらむ毎日を過ごしております。

 

そこで今回は、最近になって満を持してお迎えした「チェリーシュリンプ」たちのことを書いてみます。

 

 

ボトルアクアリウムは、小さな地球だ。

わたしのような素人や子どもたちの目から見たボトルアクアリウムの水槽は、単なる”メダカが泳いでる水槽”でしかありません。

 

ところがどっこい。

 

エアーポンプもフィルターも使わないのに水が濁らず、おまけにイキイキとメダカが泳いでいる水槽って、考えてみればスゴイことですよね?

 

これも、底土を覆い尽くす「水草の原っぱ」が出現したおかげというもの。目に見えない世界ではこんなステキな循環が展開されています。

 

  1. エサを食べたメダカがフンをする。フンは有毒なアンモニアを含むものの、soil-Xが吸着。土中のバクテリアの分解で水草の栄養素に変える(=フィルター&栄養剤の役割)
  2. 水草は3匹のメダカが呼吸で吐き出した二酸化炭素を吸収。光合成により酸素を生み出す(=エアーポンプの役割)
  3. メダカやバクテリアが酸素を使って活動。メダカはイキイキと泳ぎ、エサを食べる。

 

うーん、この仕組みを子どもが理解したら、知的好奇心がビンビン刺激されることでしょう✨

ボトルアクアリウムはまさに小さな地球であり、子どもはそれを見守る創造主ですからね。

 

チェリーシュリンプを迎え入れる

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早速、お隣さんと情報交換を開始。淡水エビって賢いんだなぁ。。✨

さて。以前からわたしが導入したがっていた淡水エビをいよいよ迎え入れることになりました。娘のメダカ水槽だったはずが、完全にパパの趣味へとシフトしていますww

 

淡水エビの中でも特に色鮮やかな「チェリーシュリンプ」なる品種をお迎えすることにしました。赤や黄色の体色が、緑の原っぱに実に映えそうですからね。

 

とはいえ。どうやら甲殻類はなかなか繊細な生き物らしく、水草に農薬が残留していたり水温が大きく変化する際はあっという間に死滅してしまうという前情報にややビビります。。

 

近所のペットショップで購入したのは赤1、青1、白1、オレンジ×2の合計5匹、お会計は2,000円。家へ連れ帰ったあとは入念に「水合わせ」なる儀式を行います。

 

水合わせで行いたい項目は以下の3点。

 

  1. 水温合わせ
  2. 水質のph合わせ
  3. 残留農薬の無毒化

 

このうち、わが家で気をつけなければならなかったのは主に「水温」でした。水草は無農薬でタネから育てている上、底土の「soil-x」は手間いらずの優秀さですからね。

 

 具体的な作業としては、

 

  • 購入した状態のビニル袋を水槽の横に置き、水温を合わせる。
  • ビニル袋の水を大半捨て、そこに少しづつ水槽の水を足して様子を見る。

 

の2つになります。

 

どうやら、ビニル袋の水の希釈は、時間をかけるほどエビに負担をかけずに済むイメージですね。とはいえ、全部で4回にわけ、30分ぐらいかけて水槽の水に慣らしていきました。

 

放流すると、新天地に驚いたのか5匹の開拓者たちはせわしなく動き回ります✨

 

”ツマツマとした世界観”の愛おしさ

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メダカと仲良くツマツマと。。。💖


 淡水エビがエサを食べる様子を”ツマツマ”と表現するのが定番のようですが、わたしはその感じにすっかり魅了された人間のひとりです(笑。

 

水草の表面に発生した目に見えない苔のようなものをツマツマ、お次は、水草からしっぽだけ出してツマツマしている様が実に愛おしい。

 

基本的に、人間の生活とペットの生活がかけ離れているほど、日常生活を忘れてリラックスできるものかもしれません。その点において、水エビ鑑賞は極上のエンターテイメント。

 

まんまるのお目々を見開いたまま、前脚を一心に動かして”なにか”をツマツマ食べている。

その愛らしい日常も、わずかな農薬が混入しただけでコテン♫と終わってしまうほど儚く繊細なものなのです。

 

どうでしょう。おもわず「コイツ、守ってやりたいな〜!」と思わせられませんか?

そんな気持ちも知らずにエビたちは、今日もツマツマツマツマ.....あぁ、愛おしい💖✨

 

 「ウィローモス」は必須ではないものの。

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アイアム、ウィローモス。

 しばらくは水草の原っぱだけで過ごさせていたのですが、なんだかちゃんとツマツマしていない気がするな。。

というか、じっとしている時間が多いようなので「ちゃんとエサ食べてるのかな?」と心配になってきました。

 

「メダカのエサが沈んだら、エビたちが食べますから」と、ショップのお姉さんは言っていたものの、メダカのえさやりは2分程度で食べ切れる量が基本。

 

貪欲な彼らが食べ尽くしてしまって、エビたちがツマツマする分を残してもらってないんじゃ?!と、だんだん気になってきました(笑。

 

そこで、彼らがその新芽を好むという「ウィローモス」なる苔を導入することにしました。

 ショップのお兄さんに聞いてみると、「ウィローモスは必須じゃありません。基本は顆粒状のエサを食べて、副食程度にツマツマとウィローモスをついばんだりって感じですかね。あと、ウィローモスは彼らの足場になります。」だそう。

 

一番の心配は彼らが飢えていないか、なのですが、足場といえばおそらく「遊び場」にもなるはず。これは入れてやらねばなりません!✨

 

農薬の危険をしっかりと除去。「水草、その前に」

 

と、水草コーナーに行くと気になる表示が。

 

「こちらの水草はわずかに農薬が残留している可能性があります。淡水エビの飼育をお考えの方は、事前に完全に除去されることをオススメします!」

 

って、ソコはそっちでちゃんとやっておくれよ。。ww と思いつつも、水に溶かして農薬を除去できる「水草、その前に」なる小袋(200円)を購入。

早速、家に帰って2リットルの水に溶かし、ウィローモスを15分間「洗体槽」に漬けました。

ふつう、ウィローモスは流木や石などに縛り付けて根を生やさせるものらしいですが、わが家の場合は水草の原っぱがすでにわんさと茂っております。

 

その上に流木や石をドンと置いてしまうと、原っぱが圧し潰されて枯れてしまうかも。。ということで、今回は「水中放置」なるプランを採用いたしました。

 

放置したウィローモスは、ツマるところ「ジャングルジム」なのだ。

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「なんということでしょう✨」

適当な感じでワシャッとウィローモスを投入してみたところ、ものの数分でエビたちが「ワ〜イ!!」と歓声を上げて集まってきたではありませんか。。

 

諸手を挙げ、よじ登ったり逆立ちしたりと、すっかり興奮しています!

 

そして、あんなに心配させたことなどすっかり忘れた様子で、思い思いに”ツマツマ”し始めたのでした♫

 

あー、幸せ✨

結局、一番しあわせだったのは、見ているわたくしだったのかもしれません(笑。

 

それではまた、たろけんでした😊