小さい子どもが”コロナ疑い”になった時、取るべき行動とは。
たろけんです😊
昨日、タイトル通りの緊急事態に見舞われたわが家ですww
学童保育から帰宅してきた小学校1年生の息子が、「膝がいたい。。」といってさめざめと泣くので何事かと思えば、39.2度の高熱を発していることに気づきました。
医療従事者であるわたくしですが、その数字を見て一瞬顔が青ざめましたよ、ホント。
さて、今回はそんな時の対応について書きたいと思います。
まずは、いつからどんな症状が出ていたのかを確認。
一緒に学童に通っている娘に聞いてみると、時間中は友だちとハジケて遊んでいたとのこと。
どうやら、帰る間際の時間から口数が減り、不機嫌になってきたようです。
つまり、明らかな不調になってから間もないことがわかります。
次に、お昼ごはんにどんなものを食べたのかを確認。(この日は、指導員さんがお弁当を買ってきてくれる日でした。)
すると、大食漢の息子が「おにぎり一個だけでいい」と指導員さんに言っていたことがわかりました。ふーむ。そうなると、意識はせずともぼんやりと不調を感じていた様子も見えてきました。
そして、最後にわかったのが、持参した水筒の中身がほとんど減っていなかったこと。
ここに至って、ここ最近の夏バテと脱水状態を疑い始めました。
- 顔色が赤ではなく、蒼白になっている
- 高熱を発している
- 水分の摂取量が十分ではなかった
この条件だけでも脱水症状の初期状態に当てはまります。
こんな具合にコロナ以外の高熱の要因を探った後は、具体的な行動に移ります。
夜間救急に行けない場合は、”やってはいけないこと”を守る。
さて。わたしは病院勤務である関係上、家族が高熱を出した時は職場の指示をあおがなくてはなりません。
早速、管理者に連絡を入れてみると、「できれば本日中にPCR検査を受けていただきたいのですが。。」と、なんとも無体なご指示。。ww
「いま、土曜日の19時前なんですけど?!」
と、太字&Q数大にしたいのをなんとか抑え、「調べてみます」と電話を置きます。
そこから調べまくったわけですが、当然のごとくそんな時間にPCR検査を受け付けている病院なんてどこにもありません。。
しかも、頼みの綱である「休日急患診療所」はPCR検査を行っていませんでした。理由はシンプルです。休日急患のみの診療施設では、結果が翌日以降に出る検査には対応できないから。
そんなわけで、アッサリと当日のPCR検査を断念することになりました。
さて、いわゆる「経過観察」状態に入ったわけですが、ここで大事なのは、”やってはいけないこと”をしっかりと確認すること。
いわゆる素人判断で対応すると、かえって悪化することにもつながるからです。
現在の状況を整理すると
- 新型コロナ感染の疑いが残っている
- 熱中症からくる熱発の可能性が濃厚である
この2つが分かっています。この場合に避けなければならないことは。。
そう、「安易に解熱剤を服用させない」ということです。
新型コロナなら、解熱剤を使用せずに上昇する体温を確認しなければなりませんし、
熱中症なら、放熱させる必要があるからですね。
これらの禁忌(タブー)については、症状に応じてGoogle先生に訊きながらご判断ください。
「クーリング」と「水分補給」だけはしっかりと。
反対にやるべきことはといえば。。クーリングと水分補給です。
これは、熱発時には必ずセットになるものですので、覚えておいてくださいね。
具体的には、「アイスノン」タイプの保冷剤を薄手のタオルで巻き、首の下に置きます。
病院では”3点クーリング”といって「首の下」「脇の下」「内股」という太い動脈がある部分を冷やすことで解熱を促すことを行いますが、家庭であれば首の下のクーリングで十分でしょう。
(子どもの場合、大抵は脇の下や内股を冷やされることを嫌がりますしね。)
そして、できれば経口補水液である「OS1」による水分補給が望ましいのですが、薬局が開いていない時間ならポカリスエットをひたすら飲ませる、でも構いません。
今回のわが家の場合は、アイスノン&ポカリスエット2リットル補水対応により、翌朝の9時には37度台まで体温が戻りました✨
”コロナ疑い”の可能性があれば、コロナ対応を。
また、今回のような場合は”コロナ疑い”になるわけですから、家庭内でも万一に備えてコロナ対応をしなければなりません。
具体的には。。
- 看病する人間を一人に絞る(うちの場合は妻)
- 感染疑いのある人間を家庭内隔離する(寝室を使用するのは息子だけ)
- 隔離部屋から出た際には、アルコールスプレーで手を消毒する
- 隔離部屋は、エアコンを使用する際にも窓を数センチ開いて常に換気する
- 感染疑いの本人にマスクをつけてもらう
といったことが重要になります。
PCR検査に行く”タイミング”は?
結局、ネットで調べた結果、「発熱外来」なるものを毎日(!)やっているクリニックを発見し、そこでPCR検査を受けることになりました。
ちなみに、37.5度以上の発熱があるケースは原則検査代は無料(診察代は2,000円ほどかかります)、それ以外の「平熱だけどコロナか知りたい!」という場合は5,000円の検査料がかかります。
そうなると、小さいこどもを抱える身としては、発熱者ばかりが訪れる「発熱外来」に一番乗りした方がいいのか、最後に滑り込んだ方がいいのか悩みますよね?
心配な方は、お目当ての診療所のHPを熟読してください。今回のケースでは、「開院前にお並びいただくことはご遠慮ください」と明示されていたので、早く行くパターンはやめました。
そこで、受け付け終了時間に近い時刻に行ったわけですが、クリニック前には12人が並び、クリニック内も満員という状況でしたね。。
PCR検査に向かう時のマストアイテム
さて、次に検査に向かう際のマストアイテムを挙げておきましょう。
- N95マスク(大人用)
- アルコールスプレー
- アルコールタイプのウェットティッシュ
N95マスクは言わずもがな、ですね。検査場でウィルスをもらってしまっては元も子もありません。ただ、子ども用のN95マスクは見たことがないので、お子さんはなるべくスキマの開かない不織布のものを選んでください。
大人用N95マスクだと、個人的につけ心地と信頼性、コスパのバランスでおすすめしたいのがコチラ。
詳細を知りたい方は、以下の過去記事をご覧ください。
こちらは、一度きりの使い捨てではなく、使用後にアルコールスプレーで表面をシュッシュしてビニル袋にでも入れてお持ち帰りください。
お家で乾燥させれば、毛羽立つなどするまで再利用が可能ですよ。
それでは、アルコールタイプのウェットティッシュがなぜ必要かと言えば。。
PCR検査を行う会場で使ったスマホを、除菌して帰るためです。
家や実家で待つご家族に連絡を入れるなど、きっと会場でもスマホには触れているはず。
スマホからの感染は意外にも盲点ですので、念入りに除菌を行ってから帰るようにしてくださいね。
PCR検査会場での注意事項⚠
最後に、お子さんの行動に関する注意点を。
- 目をかかない
- 口に手を持っていかない
- 会場での飲食はしない
1.は、親御さんも当然ご注意いただきたいのですが、
会場で目がかゆくなっても絶対にこすってはいけません。
目は粘膜ですから、経口感染と同じく可能性があるからです。アレルギー体質などで目が痒くなりやすい方は、あらかじめ専用の目薬を持参されるといいでしょう。
また、口元に指を持っていくクセのあるお子さんの場合は特に注意してください。
おなじ理由で会場での飲食も大変危険ですので、控えてください。
まとめ
そんなわけで、以上の内容をまとめますと。。
- まずは症状の詳細を確認
- 所属している組織の指示をあおぐ
- 当日受診できない場合は、自宅待機
- 熱発している場合は、クーリングと補水を念入りに。
- PCR検査を行う前に、事前準備する
といった感じになりますね。
クリニックによると、検査している人数が多数のため、結果が出るのは明後日になるかも、とのこと。結果が出るまで私も自宅待機となります*(1)。
それでは、この記事がどなたかのお役に立つことを祈って。
たろけんでした😊
*(1)おかげさまで、翌日に「陰性」の検査結果が出ました。皆さまもどうぞお気をつけください。