似たように見えても、目的と効果が全然ちがってくる。
「3日間ファスティング」に参加することにした、たろけんです。
わたしの場合、標準体型ではあるのですが、血中脂肪濃度の値がいつも高め。
また、40歳を過ぎてから体質が大きく変わり、アレルギー体質になってしまいました。
そんな状態を改善するため、先行して妻が成果を出していた3日間ファスティングに挑戦することにしたのです。
準備期間中でもある今回は、予備知識として”ファスティングと修行系断食の違い”についてお送りしたいと思います。
「ファスティングダイエット」とはなんぞや?
ファスティングの「fast」には、断食・節食という意味があります。ファスティングダイエットの狙いは、一定期間食事をとらないことで消化器官を休ませ、カラダ本来の機能を回復させること。
食事をとらないのですから、一見荒療治にも見えますが、期間は半日から3日程度が一般的。体調やモチベーションに合わせてムリのない期間を選べるのが特徴です。
方法としては、ファスティング期間中は食事の代わりに酵素ドリンクを飲むことで機能回復を助ける方法が一般的みたいですね。
いわゆる「修行系断食」との大きな違いは、この点にあるといえるでしょう。
「修行系断食」の実際は?
それでは、修行系の断食とはいかなるものか?興味のあるマニアックな方向けに、わたしの経験談を少しお話ししたいと思います(笑。
今から10年以上前、千葉県の成田山新勝寺の断食道場に7日間籠もったことがあります。
当時のわたしは、3年間の世界一周放浪を終えて帰国したタイミング。この7日間断食を行うことですべての旅程を終えようと考えていたのです。
その目的は、安全に旅をさせていただいた「御加護」への感謝と、自らの弱点でもある「過敏性大腸症候群」の改善でした。
断食修行の事前準備
朝イチでお寺の近くにあるクリニックで簡単な問診をしてから、お寺で「誓約書」を書かされます。断食によって健康被害が現れても、一切の責任は負いかねます、というものですね。
事務所でもらうのは一組の布団と急須、そして湯のみ茶碗のみ。ガランとした畳敷きの道場にある水道の蛇口から、お好きなだけ水をどうぞ、というスタイルでした(笑。
断食道場の一日
朝は4時半に起きて、他の参加者とお墓の清掃をします。それが終わったら、本堂で御護摩祈祷に参加。不動明王のご真言を一緒に唱えながら、護摩木がメラメラと燃え盛るさまを見つめる、というものでした。
それらを終えた後は、境内さえ出なければ後は自由行動です。とはいえ、音楽プレーヤーやゲーム機の使用は禁止と、あくまでも修行の一貫であることを意識させられます。
わたしは持参した沢山の本を集中的に読もうと考えていたのですが。。まぁ、とにかく日中は眠くて眠くて仕方がない。
おそらく低血糖症状に陥っていたのでしょうが、危機感を感じた体が、余計な体力を使わせないようにしている感覚を覚えましたね。そんなわけで、開始から3日間は寝てばかりいましたw
突如、覚醒がおとずれる
これは、断食に参加したことがある旅行者からも聞かされていたことなのですが。
断食を開始してから数日後、突如あらゆるものにピターッ!!と焦点が合う瞬間がやってくるというのです。
わたしの場合、4日目にしてその感覚が訪れました。
空腹感にも、頭の中のぼんやり感にも悩まされることなく、スッキリと霧が晴れるような感覚✨
持参した本はあっという間に読み終え、道場内にある本も飛ぶような勢いでビュンビュン読破していったことを鮮明に覚えています。
修行系断食の”科学的根拠”やいかに?
メリットも多数ある断食ですが、慎重な事前準備がなければ危険な側面も持っています。持病がある場合はもちろん、健康体であっても隠れた不調が表に出てくる場合があるからです。
そのため、わたしは断食療法の古典的名著である「断食療法の科学」を読み込んで実践しました。
この本の著者、甲田光雄氏はとても先進的な考え方を持っていた医者で、西洋医学の限界をいち早く感じていた人物でした。断食を科学的側面から研究し、難治性の病気を次々に治すなど目覚ましい成果を挙げています。
その治療の根本にある考え方が、「現代人は食べすぎている」というもの。食べすぎによって腸の中に「宿便」がたまり、それが体内であらゆる病気の原因を引き起こすのだという主張です。
ただし。
この「宿便」という用語、未だに真偽のほどがわからない都市伝説的な存在ですよね。
断食によってバケツ一杯分のタール状の便が出た、などという記述も見られますが、少なくともわたし自身は、7日間の断食でそんな現象は起こりませんでした。。
食べすぎが万病の原因という主張はすんなりと腑落ちするのですが、宿便を排泄となると急に雲行きが怪しくなるこのもどかしさ。
ただ、何年もの間、腸内に滞留している便などありえないことは、多くの医者が断言しているとおりです。
一週間断食の効果は、どれほど続く?
では、断食の成果がなかったのかといえば、わたしの場合、一週間の断食で7kgも痩せました。
ただ、痩せたというか。。元々ダイエット目的ではなく痩せ型体型だったため、185センチの身長に57kgという「骨と皮」状態で帰宅し、両親に驚かれてしまいました。。w
断食療法の成果としては、過敏性大腸症候群はしばらく鳴りをひそめたものの、その効果はほんの一ヶ月程度で消えました。
それよりも、ふたたび体重を増やすことがとても難しく、一年近くもの間ほおがこけた状態がつづき、見た目が貧相になる問題の方が気になりましたね。。(笑。
結論を言えば、たしかに修行的な意味はあったと思いますが、健康上の大幅な変化といえるものは感じられずじまいだったのが残念な点でした。
10年ぶりに3日間ファスティングを選んだワケ
そんなわけで。修行系の断食はかなりハードルが高いことがわかっていただけたかと思います。
そこで安全かつ効果的な方法はないものかと考えていた時。妻が先に実践していたのが3日間ファスティングでした。
事前に指導者の方からファスティングに関する音声コンテンツをいただいたのですが。中でも、酵素に関する知識で興味深い点は、次の3つでした。
- 酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」がある。消化酵素は食物の消化を助けて栄養に変え、代謝酵素は体内の有害物質の除去や脂肪の分解などに使われる。
- 40歳を超えると急激に体内の酵素の数が減る。
- 消化酵素が使われすぎると、代謝酵素は減ってしまう。
みなさんも思い当たるフシがあると思いますが、ふだん食べすぎていることで消化酵素を使いすぎているんですね。その結果、代謝酵素が使えなくなり、体内から老廃物を排出することが難しくなる、と。
40歳過ぎてから体質が大きく変化したことと、酵素数の減少には強い関係があると思います。
これによってそれまで好き勝手に食べていたのが、体の不調につながってくるんですね。
つまりファスティングは、食事をしないことでまずは消化酵素の使用を停止し、その代わりに代謝酵素を使う環境を整えてあげることだと理解できます。
体調の回復を目指すのであれば、水断食ではなくファスティングの方が体に負担がかからないのは当然のことですね。
酵素ドリンクを飲んでも体内酵素は増やせない?!
どうやらファスティングにつきものとも言えるのが、この「酵素ドリンク」の存在。わたしも今回、1本12,000円もする酵素ドリンクを2本購入しましたよ。。(笑。
ファスティング中に酵素ドリンクの飲用をすすめる理由は、上述の3点に挙げられた通り。
ただ、情報を色々と探っているうちに酵素ドリンクを飲んでも体内酵素は増やせないことがわかってきました。
酵素はそもそもタンパク質であるため、胃酸によって分解されてしまうというのです。
そうなると、体内酵素を増やすという理由で高いお金を酵素ドリンクに費やすのは、全くもって無意味な行為であるといえます。。
ただ、断食の経験から低血糖には気をつけないといけないことはわかっています。そこで酵素ドリンクの酵素には期待できないとわかっていても、その他の含有成分によって低血糖に陥らなければ今回は御の字としましょう(笑。
ファスティングで睡眠時間が大幅に減少した!
それでは、ファスティングによる成果はあまり期待できないのでしょうか?
ところが、そうとは言い切れないのがファスティングの面白いところなのです。
冒頭でわたしの妻が成果を出したと言いましたが、その内容というのがなかなか興味深くてですね。
それは、15年間ずっと9時間睡眠だったのが、ファスティング後には”5時間睡眠で十分”になった。
という不思議な現象です。
3日間何も食べないにも関わらず、彼女は常にイキイキとしていましたし、日を追うにつれて肌ツヤと目の輝きも増していきました。
そればかりか、”空腹をたのしむ感覚”がよくわかってきた。これは心地いいね!などと言うようになってきたのです。
また、それまでは体調面で不調を訴えることが多かったのですが、ファスティング後はそのようなことを一切訴えなくなり、すこぶる調子が良さそうなのです✨
こうした事実は、同居している人間以上に実感している者はいませんから、本当に驚きでしかありません。。
そんなわけで、酵素ドリンクの効能はまた別の話として、今回は妻の変化こそが参加の動機となっていることに違いありません。
わたしも、じんましんを含め数々の不調を抱える身でありますので、それらの症状が具体的にどう改善していくのか、ファスティング開始まで楽しみにしたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。たろけんでした😊