この記事が役に立つ方
・コロナ自粛明けの親孝行がしたい
・箱根の日帰り温泉を探している
・湯治場で気の利いたランチが食べたい
・自然に囲まれてゆったりと昼寝がしたい
・シンプルにして必要十分、という施設がいい
「日帰り温泉」×「ゆったり時間」×「美味しいランチ」=天山💮
ひとり暮らしの母を常に案じている、たろけんです😊
やっと他県への移動が解禁されましたね!
まだまだ旅行気分ではない方も多いかもしれませんが、首都圏にお住まいで久々に親孝行をしたい気分!という方に向けてこの記事を書いています✨
先日、ちょうど連休が取れたので「どこかゆっくりできる場所に行こうよ!」と母に提案したところ、真っ先に名前が上がったのが「箱根 天山湯治郷」でした。
以前、何度か行ったことがあるらしく、お気に入りのようです。
わたしとしては「温泉旅館で親孝行したいなぁ」とも思うのですが、実家は老犬のチワワを飼っているため、泊りがけの旅行はNG。
そこで、朝早くでかけても夜までには帰宅できる場所に限られることになります。
具体的に母が希望するのは
- 自然に囲まれた「日帰り温泉」
- 日帰りではあってものんびり過ごしたい
- せっかくだから、美味しいランチを食べたい
こんなところ。
結論としては、この3条件を満たす天山湯治郷はベストチョイスでした😊✨
箱根湯本は、本厚木からロマンスカーで45分。
筆者は母と本厚木で合流して箱根湯本まで向かったのですが、ロマンスカーでたったの45分なんですよね。世間話をしているうちにあっという間に着いてしまう、といった感じです。
スタイリッシュなロマンスカーですが、車内もまたすこぶる快適✨ 平日の8時台だったせいもあり、同じ車両にはほとんど人がいませんでした😊
箱根湯本に着いたあとは、天山湯治郷のHPに掲載されていた「100円バス」とやらに乗るつもりだったのですが、あいにくコロナ禍の影響で本数を減便しているとのこと。
9時半にバス停に到着したものの、なんと次のバスは45分後?!
おいおい、本厚木までロマンスカーで戻れるやんけ、ということでタクシー利用と相成りましたww
タクシーだとおよそ5分少々、920円で「天山湯治郷」の入り口へ到着。近いもんです。
電車を利用される方、割り切ってタクシーをご利用されることをオススメします。
「天山湯治郷」にあって最新のスパにないものとは?!
天山湯治郷は「湯治」と名がつくだけあり、元々は慢性疾患を抱える人のための療養施設。
宿泊施設「逗留湯治 羽衣(はごろも)」を始め、日帰り温泉施設「ひがな湯治 天山」「かよい湯治 一休」を擁する、まさに湯治郷とよぶにふさわしい場所です。
そこから期待できるのはもちろん、泉質の良さ✨
今回、利用したのは後者の2施設「天山」と「一休」になりますが、ググってみると素晴らしい泉質紹介レポートがありました。
筆者はふだん、横浜にあるスパをよく利用しているのですが、館内や湯殿の見た目だけでいえばそちらが上です。
炭酸泉があり、露天風呂があり、岩盤浴の種類も豊富。仮眠室のレベルも申し分ありません。
なにしろ、オープンして数年の最新スパですから、それは素晴らしいものです✨
ただ、箱根という場所で、大自然に囲まれた湯治場で過ごすひととき
というのは、やはり別格なんですね。
なにしろ、人混みが苦手な母に言わせると「いいスパかもしれないけど、乗り換えで横浜駅構内を横切ることを考えるだけで、つかれちゃう。」そうなので。
どれだけいい場所でも、アクセスまでの心理的なハードルが高ければリラックスできない、というわけです。
また、泉質に関しては何気なく母の手のひらに触れた時のスベスベっぷりに驚かされました笑。
70代の母の手を見て「かあさんも年とったなぁ。。」と、ノスタルジックな気分になっていたところ、意外なほどの美肌効果にあやかっていたようです。
「天山」の湯船脇の看板にも書いてありましたが、温泉の”旬”は、地下に閉じ込められていた源泉が地表に湧いた時から始まるのだそう。
高温の湯が空気に触れて温度が下がり、酸化し、ダイナミックに変化していく。その変化をこそ肌で感じてたのしむのだと。うーん。。一気に温泉通になった気分ですね♫笑。
天山のお湯は一滴の水も加えず、適温まで下げているのだそう。
こういうこだわりは、「さすがは湯治場!」とうなります😊
そのせいもあってか、帰宅後も体がまだ温かいという温泉効果を実感。これは都会にある地下泉汲み上げ&加温式のスパではとても真似できませんね。
また、後から気づいたことではありますが、全体的に天山の湯殿のつくりは、女湯側に手厚くつくられています。
男性側にはない「にごり湯」があること、藤棚のしつらえがあること、2階に専用の休憩室があること。
たしかに男性利用者としてはナンですが、今回は母の親孝行が目的ですから、大歓迎です✨笑
新緑を眺めながら、気の利いたランチを。
さて、良質な露天風呂に心ゆくまでつかった後は、いい感じのランチを食べさせてあげたいもの。その点でも天山湯治郷はぬかりがありません。
食事処は「楽天」「山法師」の2箇所があります。
「楽天」は、どうやら温泉の湯にくぐらせた「しゃぶしゃぶ」がウリの様子。
対して「山法師」は、自然薯とうなぎがウリらしく。
あいにく、水・木曜日は「山法師」は休日のようで、筆者が訪れた水曜日は「楽天」一択でした。
木でできた廊下を抜けて「楽天」の店内に入ると、窓側の席からは眼下に川の流れが望めます。窓から吹き込んでくる川風が、湯上がり肌に実に心地いいんですね✨
そうなると、火照った体に「しゃぶしゃぶ」や「ステーキ重」はちと暑苦しい。
自然と、さっぱりした冷やっこいものが欲しくなります😊
そこで、筆者と母が選んだのが「山のにぎり」(1,200円)とイワナの塩焼き(800円)。
これが大正解でした!
お品書きにあった「山のにぎり」はこんなかんじ。
- イノシシ肉のローストにぎり
- とろろの軍艦巻き
- マスの手まり寿司
- モロヘイヤの軍艦巻き
- 蓮根稲荷
- 茸とうどの軍艦巻き
- 千切り芋のにぎり
軍艦巻きが多めですが、どれもさっぱりとして実に湯上がりに合います✨
今回は頼みませんでしたが、キンキンに冷えたビールのつまみにもピッタリ。
中でも、”おぉ!”と驚かされたのが「とろろの軍艦巻き」。これ、自然薯がここのウリなだけあって、ふわっふわに軽いのに滋味深いコクがあって最高でした😊✨
次回は「とろろ定食」で自然薯だけをじっくり味わってみたいと思わされたほどです。
イワナの塩焼きも塩加減がちょうどよく、川音を聴きながらいただくのは実に風情がありますねぇ。。
ただ、大人の男性の腹を満たすには少し物足りないので、冷やしごまだれうどん(お稲荷さんつき)を追加で頼むのもいいと思います!
瀬音を聴きながら、至福のお昼寝タイム。
食後は、一休みとまいりましょう。
いわゆる休憩室となるのが、楽天の並びにある「ざしきぼっこ」。畳の座敷に置かれたリクライニングシートにごろりと横になったら、ただただ瀬音に耳を傾けます。
目に入ってくる情報といえば、川辺に繁った新緑ばかり。
まるで自分が流れの中にいるような気分になってきます。
筆者はここで「めぐりズム」の”蒸気でホッとアイマスク”を持参して母に渡しました。
わたし自身もアイマスクをかけてみましたが、このコラボは即、完落ちですね✨笑
至福のお昼寝タイムに激しくオススメです😊
「一休」の檜風呂と、青山と、うちわと。
お昼寝から覚めたら、お隣にある「かよい湯治 一休」へ。ここは、天山の入館者であれば100円を追加で払えば利用できる、ヒノキの露天風呂。
入り口を入って渡り廊下を抜け、のれんをくぐるといきなり湯船が待っています笑。
正確に言うと、脱衣所と湯殿と小上がりの休憩室が一体になった、なんとも不思議なつくり。
その分、自然に向かって開放された感じは天山よりも一際増しています。
ここでも湯殿のつくりは女性側が優っている模様。母によれば、檜風呂から見えるのはちょっとした滝なのだそう。
青々とした山並みが見える男湯も悪くありませんが、オススメの眺めは女湯から、といったところですね✨
お湯から上がったら、渡り廊下にある木のベンチでゆるゆるとうちわの風を浴びましょう。
視線を上げると、こんもりとした青山と夏目前の青空。
鼻のあたまに汗をかいた母の笑顔を見ていると、「あぁ、こういう時間ってホントに大切だなぁ。。」としみじみ思います。
今回は時間がなかったのですが、天山の館内にあるコーヒーショップで一休みもいいですね。
併設されたみやげもの屋も、センスのいい雑貨ばかりでいい旅の思い出になりそうでした✨
いかがでしたか?
今回は日帰り湯治の親孝行編をお送りしました。
子どもにとっての最高の癒やしは、母の笑顔ですね。
気になった方はぜひ行ってみてください😊
それではまた。
たろけんでした!