絶対得する!「看護師」になる前に知っておきたいこと。
看護師は”一生食いっぱぐれのない資格”の王様
看護助手歴10年の兼業フリーライター、たろけんです😊!
巷では連日、医療関係者の大変さがよく取り沙汰されていますね。
もちろん、感染症の患者さんを受け入れている対象施設においては、現在も大変な状況であることは間違いありません。
ですが、今回のコロナ禍で明らかになった医療職のもうひとつの側面。
それが、看護師という職業の経済的な安定性です。
多くの職業が危機的な状況に陥っている中、リスクを抱えつつも世界的に需要が高まっていることはご存知の通り。
これはつまり、看護師は危機的な状況にとても強い職業であることの証でもあるのです。
「危機的な状況に強い職業なら、他にもあるよ!」
とおっしゃる方、まさにそのとおりです。
物流、通販、通信、食品メーカー、医薬品など、今回の国家的な危機においては社会インフラを守る職業の強さが浮き彫りになりました。
ただ、いずれの職業も「途中参入」のハードルは高いといわざるを得ないでしょう。
現に、多くの人員をアルバイトに頼る物流や小売などの問題点は今回、数多く指摘されましたよね。
その点、40代からでも目指せる看護師は、非常に柔軟性の高い専門職であることは確かです。
もちろん、看護学校に入学し、国家試験に合格するまで最低3年という歳月は十分長いといえます。
けれども、転職の可能性や勤務形態でいえば、その選択肢はとても幅広いため、求める条件にふさわしい職場がみつかる可能性もまた高いといえるのです。
試しに他の医療職と比べても、雇用条件で絶対的に有利なのがわかります。
わたしはこの業界に、OT(作業療法士)のアシスタントとして入りました。そのため、一時はOT資格の取得も考えましたが、いかんせん求人環境が乏しいことは否めません。
その理由は、必要とされる絶対数が違うから。
OTならどんな大病院であっても4人以上は必要ないでしょう。
PT(理学療法士)やPSW(精神保健福祉士)、臨床心理士もまた同様です。
資格取得までに要する時間と勉強量に対し、就職口の少なさはある意味で致命的なのです。
大学院まで通わなければならない臨床心理士に興味を示したこともありますが、知り合いの臨床心理士から
「臨床心理士は、スクールカウンセラーの掛け持ちバイトで稼いでいるのが現実。一家の大黒柱が目指す資格じゃないよ。」
と止められたことがあります。
どの科を選ぶにせよ、看護師は働き口にとても恵まれた医療資格といえるのです。
看護学校に通う前に「精神科の看護助手」を経験すべき、7つの理由
それでは本題です。
そんな食いっぱぐれのない職業の代表ともいえる看護師ですが、わたしは以下の7つの理由で、看護学校に行く前に「精神科の看護助手」を経験すべきだと思います。
① 看護師と密に連携を取りながら仕事ができる
看護助手の仕事は、環境整備がメイン。そのため、一般科では主に「掃除や器具洗浄係」になってしまい、看護師との連携があまり取れないことも多いようです。
ところが、精神科では患者さんの感情と日々向き合いながら試行錯誤するため、看護師も助手も密に連携しながら業務を進める必要があります。
看護師ならではの患者対応法や処置の段取りなど、その働きぶりを間近で見られる距離感こそ、看護助手ならではの特権といえるでしょう😊
②看護師とのコネクションがつくれる
これは、①が成立するからこそですね✨
さらに精神科の夜勤では、看護師と看護助手がタッグを組むため、苦楽をともにする機会が一段と多くなります
互いの悩みを相談したり、アドバイスをし合うことも多くなるため、プライベートでも深い親交が生まれる割合が多いのです。
そうしたつながりは就職先の情報収集にも直結するため、他の看護学生に比べて有利になることは間違いありません。
③カルテを読むことで病気と患者さんへの理解を深められる
これもある意味、精神科ならではの恩恵だと思います。
精神科では、家族歴や生育歴などの情報がとても重視されるという特徴があります。
患者さん対応に役立てるため、看護助手にもカルテの参照が許可されている病院は多いです。
カルテを通じて発症までのプロセスと予後を個別に学べるため、看護師の素養を伸ばすという意味において、とても役に立つはずです✨
④傾聴を通じて、患者さんの内面に触れられる
一般科ではどうしても処置や業務に追われてしまうもの。ゆっくりと患者さん自身に向き合い、その内面にまで思いを馳せることはなかなか難しいのが現状です。
ところが、その点は精神科の本領発揮といったところ。
言語不明瞭だったり意味が不明瞭なことも多い中、最適なコミュニケーションを図るため、己の持てる全スキルを投入する。
そうした機会が持てる職場は、精神科の他にはなかなかありません。
⑤院内の各セクションとのつながりが見える
わたしの勤務する病院では、事務や相談室などの他職種の人間も、数週間「看護助手」として病棟へ研修に入ることになっています。
これは、「現場」がどのように回っているのか、全職員が把握しておくため。
そうした過程を通して、患者さんとドクターの関わり、患者さんと看護師との関わり、事務や栄養価、相談室、デイケア、外来、訪問看護の役割に至るまで、あらゆる部署の連携を実地で学ぶことができます。
他職種との連携は、働きやすさにもつながるため、ぜひ事前によく理解しておきたいものですね😊✨
⑥働きながら看護学校へ通う資金がつくれる
3年以上も看護学校に通うのは、経済的にも大きな負担がかかります。そんな人には、所属している医療グループの奨学金が使えないか、調べてみることをオススメします。
看護助手として働きながら、看護試験合格までにかかる資金を着々と貯める。
そんなやり方も精神科ではとても合っていると感じます!
⑦看護学校が始まっても夜勤バイトに入れてもらえる
これは職場が応援してくれている場合、本当にありがたいケースですよね😊
学校が実習で忙しくなるにつれ、アルバイトをするのは段々と難しくなります。
だからこそ、多少のムリを聞いて夜勤バイトに入れてくれる看護師の上司の存在はありがたいのです✨
さてさて。
今回の精神科の看護助手を経験すべき1から7までの理由。いかがだったでしょうか?
現場での情報が少しでもお役に立てば嬉しいです✨
それでは、また。
たろけんでした!