精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

感染拡大の現場でも、快適に働く工夫を。”クラスター下の新ルーティン”をご紹介

 パニックから立ち直るには、新しいルーティンが必要だ。

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 たろけんです。

 先日の記事で、数々の特殊な事情がある精神科では、 同じ感染症対策でも視点を変える必要があることをご紹介しました。

 

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クラスターの拡大当初は、連日パニックの中での勤務が続きました。しかし、時間が経過するにつれ「少しでも快適に過ごしたい」というポジティブな意識が芽生え始めました。

 

平常心に戻って態勢を立て直す。そのためには新たな日常のルーティンが必要です。

 

以下は、わたしがクラスター下で個人的にまとめた新ルーティンのご紹介となります。

個人の趣向も含まれていますが、実践的な内容のため効果は折り紙付きです✨

 

 

クラスター下の新ルーティン

睡眠時間

起床時間はいつもと変わらず6時。ですが、コロナ期間中は8時間睡眠を死守していました。

 

はっきり言いますと、コロナクラスター発生中の現場勤務において、睡眠時間の確保以上に大切なものはありません。 

 

以下の記事でも言及したとおり、睡眠は体力および精神的ダメージの回復をはかるために本当に大切なものだったと実感しています。

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 身だしなみ

コロナ渦中はPPEをフル着用するため、ヒゲを伸ばし始める男性職員もちらほらいました。

ですが、これは精神衛生上あまりおすすめできません。

 

メンタルというものは、実は一気に崩れるのではなく徐々にバランスを欠いていくもの。

そのため、自分の容貌を毎日キチンとフラットな状態に戻すことがとても大事なのです。

 

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ヒゲを剃っている時間は「今朝はだいぶ疲れが残っているな」とか、「今日はなかなか調子がいいぞ」といった自身の細かな変化に気づきやすいものです。

 

仕事場が慌ただしい時こそ、プライベートでは自身のメンテナンスにゆっくりと時間をかける。この意識は本当に大切です。

 

また、ウィルス感染の観点から見ても、ヒゲを生やしていると口元に手を持っていく回数が増え、リスクを高めることになります。

物理的にヒゲにウィルスが付着するという意味でも、あまりいい選択肢ではありませんね。

 

ヘアスタイル

 髪はウィルス付着防止のため、職場ではPPEのヘアキャップを着用します。そのため、ベタつく整髪料は使えません。そこで「ヘアオイル」を使用して髪のパサツキを防ぐことにしました。

見た目にも、何もつけていない状態よりツヤが加わり、整って見えるものです。

 

 通勤ファッション

意外にも、大きく変化したのが通勤時のファッションでした。なにしろ、整髪料を使わずヘアキャップをつけるとなると、仕事を終える頃には髪にクセがついて乱れています。

 

そこで、多くの職員がなんらかの帽子をかぶってくるようになりました。

 

わたしはワークマンで購入したシンプルな黒のワークキャップをかぶっていましたが、そうなると足元はスニーカー一択となります。

 

とはいえ、一応仕事場ですから、シュッとした大人感は保ちたいもの。

 

そこで、一日中歩き回った足にもふんわり優しいはき心地で、かつ全天候型の軽量スニーカーである「On Cloud Waterproof」が連日登板することになりました。

 

ふだんはタッセルローファーなどの革靴が好きなわたしですが、ズタボロになって帰る時に気取った革靴なんてとても履いていられません。。笑

 

「On Cloud Waterproof」はここぞという時に、本当に頼りになる一足でしたね。ちょっと高くてもコスパ最高です✨

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さて。そうなると、パンツはジョガーパンツやアンクル丈のパンツなどに絞られます。

なにしろ、ラク。ラクなのにシュッとして見える。皆がこぞって履くのも当然ですね。

 

中でも特筆したいパンツが、ワークマンの「エアロストレッチ4WAYスラックス」。

去年の冬から今年の春まで、こればかり履いていた超優秀パンツです。

 

スキニーに近い綺麗なスリムシルエットながら、締めつけ感ゼロ。

裏地がほんのり起毛させてあることもあり、仕事終わりに履くと心底ホッとしました。

 

履くだけでホッとするパンツなんてなかなかありませんよ?(笑。

これでお値段 ¥1,900だっていうんだから笑えてくるほどのパフォーマンス。

 

わたしはブラックとグリーンの2本使いをしていました。

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気温の上がる5月に入ってきたタイミングで、トップスはヘインズの肉厚なビーフィーTに。

これ、最高ですね✨お腹さえ出ていなければ、何も考えずにキマります。

 

少し肌寒い日は、UNIQLOのUVカットパーカーがサラッとした生地感で羽織におすすめ。

下の写真はUNIQLO公式HPよりですが、全体のコーディネートの雰囲気はこんなかんじ。

 

モデルが履いているスニーカーも「On」のものですしね✨(笑。

 

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勤務時の服装 

全身を通気性の低いPPEで覆うわけですから、中はムレて仕方ありません。

5・6月の気温の高い日などはすぐに汗だくになるのがツラかったですね。。

 

そこで、勤務時にPPE内に着る服装は「Tシャツ可」となりました。

そうなると、またしてもお世話になるのがUNIQLOのエアリズムTシャツですね。

 

www.uniqlo.com

こちらは、ふだんよりもワンサイズ下を着るとPPEを脱いだ時にもだらしなく見えません。

 

まあ、肌着なのであまり他人にお目にかけたくはないですが、これを凌ぐ夏場の機能性シャツってあるのでしょうか?

 

白では肌着感が強すぎるため、わたしは紺色を好んで愛用しています。

 

ちなみに。

同じくエアリズムのボクサーパンツも、肌触り、伸縮性、速乾性に優れ、過酷な勤務にはもってこいの超高性能。

生地感だけで言えば、高価格帯のグレイブボールトのパンツと比べても全く遜色ありません。

 

昔は「オシャレは我慢」なんてよく言いましたが、強度のストレスに見舞われる昨今の職場環境では、高機能性アパレルは無双といったところですね✨

 

 ”ウィルスを増殖させない"スタイルがマストに。

 

 こうして見てくると、キャップと高機能スニーカーを中心にした「スポーツミックス」こそ、コロナクラスター下の身だしなみ&ファッションスタイルにおける最適解だといえます。

 

Tシャツや肌着は、同じものを数セット購入しておけば連勤にも対応できますし、何より速乾性が高いため、すべてを丸洗いして清潔さを保てます。

 

「ウィルスを増殖させない」という視点でライフスタイルを考えれば、気楽に洗えない素材や除菌できないファッションアイテムは”即NG”。

 

そうなると必然的に、極めてシンプルな構造で、快適な機能性を持ち、いつでも買い替えられるスタイルにたどり着くのです。

 

また、これは先述の「8時間睡眠時間の死守」にもつながるのですが、コロナクラスター下での勤務は尋常ではないストレスがかかります。

 

「睡眠時間」の固定化、「私服&勤務時の服装」の固定化は、脳に余計な判断を強いないため、脳の疲弊を防ぐことにもつながるのです。

 

 余談ですが、クラスター宣言解除後の今も、わたしはゆるく新ルーティンを継続しています。

これはやはり、時代の流れなのだなあ。。と感じる今日このごろ。

 

クラスター下になくても、ご興味をお持ちの方は、どうぞお試しあれ。

それでは今日はこの辺で。たろけんでした😊