「完全防水型の超軽量ランニングシューズ」(しかもオシャレ)という希少種を発見!!✨
毎年、梅雨になると雨靴の最適解について悩みます。
サイドゴアタイプがいいのか、トレッキングシューズにしようか、それとも、GORE-TEXをつかったものから選ぼうか、と。。。
しかし、いずれの選択肢にも機能性またはデザイン上の”一長一短”がついて回るのが常でした。
そんな、長年「雨靴難民」だったわたしが、ついに一切妥協の無い”最強の答え”を見つけてきたので以下にご紹介したいと思います!
万人が頭を悩ませる”雨靴の最適解”
前回の記事にも書いたとおり、日本では晴れの日よりもずっと多いのが「雨が降るかもしれない日」。もしくは、「雨が降ったあとで晴れるかもしれない日」です。
わたしたちが梅雨に足元の問題で頭を悩ませるのは、天気が変わったときにズレた格好で取り残されるのがイヤだからですよね?
予想外の雨が振った時は、自分目線で困ります。「濡らしたくない靴だった」「びしょびしょに濡れて気持ちが悪い」といった具合に。
逆に、雨からピーカンに晴れてしまった場合は、他者目線で「マヌケな格好だな〜。」といった具合。気恥ずかしさでいえば、こちらの方が圧倒的に多いでしょうね。
そうなると、気分の上がる靴は「完全に晴れた日」だけの登板となり、あとのビミョーな日は濡れても凹まない「ビミョーなポジションの靴」が登板することになります。
でも、それってちょっとしたストレスじゃありませんか?
朝一番にする選択が、「今日一日をビミョーな格好で過ごすこと」なわけですから。
そこで今季は、徹底的に「気分の上がる雨靴」を探すことにしました。それも、他人から見て一切雨靴には見えないものを。
サイドゴア、GORE-TEX、ラバー素材、パテントレザーをすべて却下した理由
そんな制約を課してみたところ、ほとんどの防水シューズが落選することに驚きました。
第一候補にしていた「マッキントッシュフィロソフィー」のサイドゴアブーツですが、こちらは本皮のブーツから型取りしたとはいえ、実物を見ると「ラバー感丸わかり」でした。。
画像:マッキントッシュフィロソフィー公式HPより
また、一昨年あたりからサイドゴアはレディースのレインブーツの定番になってしまったため、どうしても「サイドゴア=雨の日靴」というイメージが強いため、NG。
それでは、GORE-TEX素材のトレッキングシューズはどうか?というと、これは構造上どうしても「防水靴下」のようなものを挿入するため重くなります。
コンバースオールスター ハイカットのGORE-TEXバージョンは一瞬「いいかも。」と思ったのですが、素材特性のせいか通常のものに比べて風合いが荒く、白いステッチも子どもっぽい印象。
何より、デカデカと「GORE TEX」を主張し過ぎです...ww 一見しても防水とはわからないからいいのに。コンバースさん、わかってませんね(笑。
画像:コンバース公式HPより
それに「真夏にも違和感なく履けるもの」と考えると、ハイカットはどうしても見た目が暑苦しく、野暮な印象になってしまいます。
それなら、今年になってレディース人気が出ている「パテントレザー(ガラスコーティングの革)」はどうでしょう?
画像:アディダス公式HPより。こちらは残念ながらレディースのみ。
残念ながら、これも雨用イメージがついてしまったこと、加えてメンズのファッション文化として浸透していないため、使い回しにくさもあってNGとなりました。
うーん、困った。。今年もまた雨靴難民か。。
と思ったその時です。
画像検索によって忽然と現れた、スタイリッシュなランニングシューズ。それがスイスの新興ブランドOnの「Cloud waterproof」でした✨
「ん?!On。。。?聞いたことのないブランドだな。」というのが大方の反応でしょう。かくいう私もその一人でした。
ところが、公式HPで商品特性を読んでいくうちに、これは世にも珍しい「完全防水型の超軽量ハイテクランニングシューズ」であることがわかってきて興奮し始めました(笑。
これまでNGにしてきた項目を軽々とクリアしていくそのポテンシャル。加えて、一見しただけではまったく完全防水を感じさせないクールなその見た目。
右足踵にだけあしらわれた、赤いスイス国旗タグのセンスも、個人的にブッ刺さりました笑。
ふだんは革靴派のわたしも、足元から「大人のスポーツミックス」をしてみたかったこともあり、ドンピシャなモデルであることがわかりました。
雨の日だからこそ、ふだんはしないスタイルに挑戦できるって素敵です✨
「On cloud waterproof」は、実に ”デキる” 万能シューズだ。
ローテクスニーカーなら「スタンスミス」やGUのクリーンレザータッチスニーカーを選ぶわたしですが、ハイテクスニーカーとなると選ぶ基準がまた変わってきます。
これまでさまざまな靴に感じてきた不満を一気に解消してくれる機能性。それが「On Cloud Waterproof」にはギュッと詰まっていました。
まずは、ヒモを毎回締め直さなくてもジャストフィットすること。
「On Cloud Waterproof」は、靴ヒモがゴム製のため、まるでスリッポンのような脱ぎはきが可能です。これは、素早く行動したい雨の日には実に役立つ機能でした。
サッと履けてサッと脱げる機動性は、快適そのもの。
次に、圧倒的に軽いこと。片足でわずか250グラムしかありません。それがどのぐらいの軽さかといえば、Mサイズの卵でたったの4個分です✨
「足取りが軽い」っていう表現がありますが、まさにそれですね。
さて、肝心の履き心地です。シューズ本体が軽いだけでもかなりのアドバンテージなわけですが、On Cloudのテクノロジーが実現したのは、足全体をふわっと包み込むような気持ちの良さ。
着地するたびに、やわらかく弾むような感覚があります。
この足ざわりの良さに完全防水機能が加わったわけですから、完全無欠の相棒になってくれた感があります。
少しだけ懸念していたのは、完全防水ゆえに内部が蒸れるのではないか?という点。アッパーに「メンブレン」なる初めて聞く素材を使用しているため、透湿性が未知数だったんですね。
ですが、これも杞憂でした✨
わたしが購入した時はすでに7月に入っていましたが、気温が30度を超える日も、湿度80%を超える雨の日も、シューズの内部は快適そのもの。
これで長時間歩く日も、 天候が不安定な日も、安心して選ぶことができます。
最後は、履き回しのしやすさ。
非常にスタイリッシュでシャープなデザインのため、カジュアルスタイルのアクセントにはもちろんのこと、フォーマルなセットアップの外しにも最適な予感がします。
ハイテク感満載なのにシンプル、スタイリッシュなのに初めて見るブランド。
このあたりはナイキやニューバランス、アディダスなどの有名どころにはない最高のアドバンテージではないでしょうか✨
夜間のランニングこそしないけれど。
「On」のロゴとサイドライン以外、真っ黒に見えるこのシューズ。ですが、ライトが当たるとアッパーに仕込まれた反射素材が光ります。下はフラッシュをたいたところ。
写真ではわかりづらいのですが、この反射パーツの光り方がまたスマート。ギラギラとした下品な反射ではなく、グレー味を帯びながら全体が浮かび上がるように光るんです。
今のところ、夜間にランニングする予定はまったくありませんが、機能的にもデザインのアクセントとしても近未来感があり、クールな印象です。
室内のライティングでも反射するため、状況次第で見え方が変化する面白さがある。
あらかじめ「シューグー」でソールの摩耗対策を。
さて。そんなお気にいりのスニーカーこそ長く履きたいもの。そこで今回挑戦したのが、ソールリペア剤、『シューグー』です。
新品の状態で摩耗しやすい部分に塗っておけば、ソールの減りを大幅に減らすことができるとのこと。これは知らなきゃ損する、マストアイテムですね。
こちら、新品のソール。
『シューグー』のクリアタイプを付属のヘラ、またはソールに直接塗布し、乾くまで12〜24時間待ちます。
つま先、蹴り出し時に力がかかる部分、かかとの3箇所に塗布し、2週間ほど使用。本体はまったく削れていません。
お手持ちのスニーカーのソールを見てみるとわかりますが、 削れやすい場所は人によってほぼ決まっているもの。
わたしの場合、ガニ股気味なのでソールはかかとの外側が早く削れます。そこで、シューグーを多めに盛って備えることにしました。
そして便利なのが、塗布したシューグーは劣化したら指でキレイにはがれる点✨
繰り返し塗布することで新品時のソールの状態を長く保ちたいものです。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
ファッション性、機能性ともに相当ハイレベルな「On Cloud Waterproof」。
梅雨時はもちろん、天気の見えない日に履くシューズの決定版といえるデキです✨
つまり、これは”雨靴”などではなく、スニーカーに求められる性能をすべて詰め込んだ、”理想の一足”といっても過言ではないかもしれません。
正直、街中でカブるのは好きではありませんが、このシューズの良さをいろんな人に試してもらいたい、そんな複雑な気持ちです。。(笑。
きっと流行りますよ、この靴。
それではまた。
たろけんでした😊!