精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

”大人向け”クロスバイクの傑作。【GIANT GRAVIER DISC 2021】は、こんな人に最高の選択肢となる。

大人のクロスバイク選びに、コスパ最高の一台。 

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「GIANT GRAVIER DISC」は、最強の”大人向け遊び道具”だ。

たろけんです。

 

ここ数年ずっとクロスバイクが欲しかったのですが、いざ本気で調べ始めると自転車の世界って実に奥深いものですよね。。

 

思わず「あれもこれも」と欲しくなるうちに、何度となく「あれ?そもそも何目的でクロスバイク買うんだっけ??」となっていましたw

 

そこで今回は、あまたあるクロスバイクの中から、愛車である「GIANT GRAVIER DISC(2021モデル)」に絞り込むまでの過程を書いてみたいと思います。

 

後日書きますが、「コロナうつ」に陥りかけたメンタルを救ってくれた恩人でもありますので、愛情たっぷりにご紹介したいと思います✨(笑。

 

 

人気モデルは飛ぶように売れていく

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 まずはわたしも含めた初心者への注意点から。

 

通常なら、ウェブや雑誌で欲しいモデルを絞り込むのがセオリーですが、昨今の自転車選びばかりはその手が通じません。。

 

なぜなら、人気モデルは片っ端から売れてしまうのが現状だからです。店頭在庫でお気に入りのものがあれば、即決するぐらいでないと次回来店時にはもうない。

 

理由としては、コロナウィルスの影響で、日本人の多くが自転車通勤・通学に切り替えたのに加え、特にヨーロッパからの需要が急増しているんだそうです。

 

そうなると、自転車のフレームはあるのにパーツがないので組み立てられないのだそう。

 

そのあおりを受けて、世界的な自転車メーカーが現行モデルの仕様をダウングレードするなど、残念な変更も増えてきている模様。

 

そんなわけで。

 

まずはお気に入りのブランドの直営店などに出かけ、最新情報を仕入れておくのがオススメです。

先にこれをやっておくと、そのブランドの自転車が自分の嗜好に合う、合わないといったフィードバックもスタッフから得やすくなり、絞り込みの精度とスピードがグンと上がりますよ。

 

「これだけは譲れない」軸を持っておく

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無数の選択肢の海から、理想の一台を。

 

そうはいっても、いきなり店頭に行って情報収集した上、即決できるほどの予備知識なんてない。。最初のクロスバイク選びであれば、それは当然ですよね。

 

わたしも何しろ、1年近く迷ってようやく決めたクチですからw

 

あれこれ悩む時間も至福の時ですが、いざ決断しようと思ったら膨大な選択肢の中で迷子になる可能性もまた高いもの。

 

そこで、「これだけは譲れない」という軸をいくつか持っておけば、決断までにかかる時間がグッと縮まります😊

 

わたしが最終的な絞り込みに使った軸は、次の4つでした。

 

  1. SHIMANO製の「油圧ディスクブレーキ」を使用していること
  2. タイヤ幅 35C(35mm)以上の、やや太いタイヤ仕様
  3. 車体重量は重くても11kg台に抑えたい
  4. 車体にブランド名のプリントがなく、シックな雰囲気であること

 ここまでの条件を上げると、対象モデルは一気に絞られていきました。

 

SHIMANO製油圧ディスクブレーキにこだわる

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自転車界における信頼性は、世界屈指。

信頼度抜群のSHIMANO製「油圧ディスクブレーキ」にこだわった理由。それは、私の住んでいる場所が高台に位置するため。

 

ママチャリタイプの電動自転車で長い坂を下りる際、ふつうのブレーキシュータイプだと「キー!!」という音が耳障りな上に、なかなか止まらない。雨の日の対向車などはまさに恐怖そのものです。

 

その上、ブレーキシューの黒いカスが車体やスウェードの靴などに張り付いたら、拭いても取れない。。

 

その点、油圧式のディスクブレーキなら、雨の日の制動性も落ちにくく、軽い力でピタリと止まります。絶対的な安全性と本体の美観にこだわるなら、これだけは譲れなかったのです(笑。

 

「太めのタイヤ」はメリットだらけ

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ホント、そうだった。

2の条件は、ロードバイクタイプのほっそいタイヤではなく、MTB(マウンテンバイク)寄りのタイヤを選ぶことを意味しています。

 

これはやはり、スピードより安全面を最優先した結果。

 

なにしろ、実際のアスファルトの路面は、ヒビ割れや段差、補修跡、マンホール周辺の盛り上がりなど、お世辞にもなめらかとは言えません。

 

特に、タイヤが溝や段差に進入する角度によっては、重大な事故につながることもあるため、28C前後のタイヤでは、雨天や夜間などはかなり路面状況にナーバスになることでしょう。

 

それが、ママチャリと同程度の35mm幅なら安定感が増しますし、さらに太い40mm台になれば未舗装路も難なくこなせるお得感。

さらにはパンクの頻度も28C前後のタイヤよりずっと少ないのですから、メリットだらけといえるでしょう。

 

唯一、太いタイヤは重量があるため、スピードに乗りにくいと言われています。

これが許容範囲かどうかは、ブランドショップの試運転で判断することにしました。

 

肝は「車体重量」と「価格」のバランスだ

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軽さを追求するロードバイクのフラッグシップは、6kg台だとか。。

 

スポーツ自転車の世界を知って一番驚くのが、車体重量と価格の関係性でしょう。

基本的に、車体重量が軽ければ軽いほど、価格はそれだけ高価になっていきます。

 

車体をより軽くするには、カーボンなどの高価な素材を使用する必要がありますし、車体に取り付けるコンポーネント類も、必然的に高性能&高額なものになっていきます。

 

ただ、総重量20キロ近いママチャリ電動自転車を乗っていた人間が、いきなり重量10kgを切るような高性能自転車を手に入れても、そうそう使いこなせません(笑。

 

そこで、多くのエントリークラスの価格と重量の関係性を見ていったところ、11kg台あたりがベストバランスであると判断しました。

 

10kg以下のモデルではいきなり価格が跳ね上がりますし、12kg台までいくと今度はスポーティさが損なわれてしまうのです。

 

” いい大人”が満足できる、落ち着いた雰囲気を求めて

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クラシックかモダンか。大人の自転車スタイルはそこが問題だ。


 クロスバイクの車体って、なぜかこれ見よがしにブランド名が大書されたものばかり。

でも、それって少し子どもっぽいですよね(笑。

 

そこで、一見しただけではどこのメーカーか分からないモデルにしたいと考えました。

理想としたのは、クロモリ素材のビンテージバイクです。

 

その点、国産ブランドのライトウェイが出しているクロモリフレームバイク「STYLES」は、最高にスタイリッシュな仕上がりです✨

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フランスのビンテージスタイルを再現した、ライトウェイの「STYLES」。

ほっそりとしたクロモリフレームの佇まいが実に美しく、クラシック感満載の見た目でありながら、テクノロジーは最新のものが過不足なく盛り込まれている。

 

35Cのスリックタイヤをはき、車体重量は11kg台前半。クロモリフレームらしいホリゾンタルスタイル(フレームの上部が水平)で、細部まで機能性と見た目が磨き抜かれています。

 

このバランス感覚はまさに、大人が乗るクロスバイクの最適解ともいえるでしょう。

 

おしゃれさんが集って都内をポタリングするイベント「TWEED RUN TOKYO」で跨ったとしても、まったく違和感のない完成度です✨

 

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「TWEED RUN」参加者のオシャレさは、圧巻✨

なにしろ、ロゴも本当に目立たない場所にさりげなく配置されているぐらい、気が利いています。まさにコレです、コレ(笑。主役は乗る側であって自転車本体ではないのですから。

 

実際、油圧ディスクブレーキの非搭載には目をつぶり、直前までこのモデルにする予定だったのですが。。

 

最後は、遊び道具としての”拡張性”が決め手

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自分がこうなれるとしたら。。最高だ。

 ところが、ところが。

そんな決断を易々と覆してくるのが自転車沼の面白いところ。 

 

「そういえば、昔旅人だった頃、よくランドナーに乗った旅人に出会ったよなぁ。。」

 

などとボンヤリ思っているうちに、「グラベルロード」なるオフロードを楽しむための機種や、「バイクパッキング」などという身軽な旅スタイルに出会ってしまいました。

 

そうなると俄然、遊び心に火がつくというもの。

 

  • ポタリングを楽しむだけじゃなく、バイクキャンプにも出かけてみたいな。
  • 自転車のオプション品は価格を抑えて、アウトドアグッズにも少しお金をかけようか?
  • クロスバイクでオフロードを走って、釣りに行くのもたのしそうだぞ。。

 

などと、楽しい妄想が次々と膨らんでいきます✨

そうです。自転車を起点にしていくつ遊びが思いつくか?一番大事なのはそこですよね。

 

そこで、にわかに急浮上したのが、GIANTの「GRAVIER DISC 2021」¥68,200(税込)

というモデルでした。

 

一方、クラシックスタイルを貫こうとすると、上記のようにはいきません。

バッグ類やライト類、ファッションにまで統一感が欲しくなるため、圧倒的にグッズの選択肢は少なくなり、反対にそれぞれの価格が高価になっていくのです。。

 

”GIANTショップ”の試乗でわかったこと

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写真はGIANT SHOP港北より。

さて。以上の点を踏まえて、ライトウェイの「STYLES」とGIANTの「GRAVIER DISC 2021」の二択の体制で試乗に出かけました。

 

「STYLES」に関しては、実車を置いている店舗が極端に少なかったため、一時保留。

GIANTストアで「GRAVIER DISC 2021」と人気モデル「ESCAPE R3」を試乗させてもらうことにしました。

 

その結果、わかったことを以下にまとめます。

 

  • タイヤ幅は45Cの「GRAVIER」の方が快適&安心感大(「ESCAPE R3」は30C。)
  • 「GRAVIER」は太いタイヤ幅でも車体が軽いため、走り出しは重くない。
  • その気になれば、「GRAVIER」もかなりスピードに乗れる。
  • マルチに使うほどブレーキ性能が重要になるため、油圧式ディスクブレーキは必須。
  • 「GRAVIER」の車体ロゴはエンボスのため、一見GIANTと分からないほどシック。
  • GIANTのバッグやアクセサリー類はかなりコスパが高く、バリエーションも豊富。

 

うーん、さすが世界一の自転車メーカーだけあって、あらゆる角度から抜かりありません。

 

抜群にスタイリッシュながら、遊びの拡張性にはイマイチ欠ける「STYLES」に比べ、「GRAVIER DISC 2021」は、大人の想像力を開放してくれる要素を兼ね備えていました。

 

この時点で、店頭在庫がある車種は「GRAVIER DISC」のサテンブラックLサイズの1台のみ、という限定感MAX状態だったため、 即購入を決めることになりました✨

 

「GIANT GRAVIER DISC 2021」 のライバルたち

FUJI TALAWAH

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◎な点

  • SHIMANO製油圧ディスクブレーキ使用
  • タイヤ幅は44mm(ほぼGRAVIERと同じ)
  • オンロードからオフロードまでマルチな走破性
  • クロモリフレーム採用で、乗り心地がしなやかで耐久性が高い。
  • シンプル&シックなスタイル

△な点

  • 車体重量12.5kg。やや車体重量が重い
  • ¥97,900(税込)・・「GRAVIER」とほぼ同仕様ながら、素材(クロモリ。GRAVIERはアルミ)のせいか35,000円も高い。。 
FELTベルザスピード40

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◎な点

  • SHIMANO製 油圧式ディスクブレーキ使用
  • 車体重量11.9kg
  • ロゴが目立ちにくい(チャコール)

△な点

  • 適応身長160センチ〜180センチまでのサイズしかない(筆者は185cmのため断念)
  • ややタイヤが細い(32C)ので、オフロードには向かない。
  • ¥78,980(税込)のため、1.5万円近く「GRAVIER」の方が安い。

 

 MERIDA CROSSWAY300D

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 ◎な点

  • SHIMANO製油圧式ディスクブレーキ使用
  • BBにもSHIMANO製を使用
  • 32Cの全天候型タイヤ仕様
  • ロゴが目立ちにくい(マットブラック)
  • 重量12.1kg
  • ¥68,200(税込)と、これだけの仕様で「GRAVIER」並みのコスパの高さ。

△な点

  • バイクキャンプを想定すると、ややタイヤが細いかも?
  • サイズによってはフレームが独特なフォルムになる

 

いずれも一長一短あるものの、「これに乗って何をしようかなぁ〜♫」と想像するだけでもワクワクしますよね✨

 

そんなわけで。

だいぶ長くなりましたが、大人の相棒にふさわしいクロスバイク選びのご参考にしていただけたら幸いです。

 

それではまた。

たろけんでした😊