精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

こんなご時世だからこそ「精神科の看護職」をオススメする、10の理由とは!?

時代が、大きく転換し始めている。

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こんにちは、たろけんです😊

ここ2ヶ月ほどで、世の中はすっかり様変わりしましたね。。

 

言うまでもなく、新型肺炎ウィルスの影響によるものです。

 当初はわたしも含め、「対岸の火事」といった見方が大勢を占めていたと思います。

 

「きっと数ヶ月もすれば、元通りの日常が帰ってくるさ。。」と。

 

実際、10年ほど前にも中国に端を発した「新型鳥インフルエンザ」で大騒動になりましたが、

気づけば通常のインフルエンザに紛れるような形で終息していたわけです。

 

それが今回はどうでしょう。

 

あれよあれよ、という間にコロナウィルスの感染者数は世界で増え続け、

今では死者が1万人を超える国さえ複数出るまでになりました。

 

その間、わたくしもみなさんと同様、とにかく多忙な日常を送っていました。

 

病院内での変化もさることながら、家で子どもたちの面倒を見なければならなくなり、

おまけにライター業の依頼までパッタリと止まってしまいました。

 

この流れは短期的なものではない。

 

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最後に受けた仕事は皮肉にも、新型コロナウィルスの発生を受けて、企業はこの先どのように変化に対応すべきか?というテーマで行われたもの。

 

イベント企業、IT企業、そして今話題の「リモートワークサポート企業」の3社がモニターごしに語り合う、リモート対談を記事化するお仕事だったのですが、わたしはこの内容を聞いてあることを確信しました。

 

それは、「世界はもはや、これまでとは違う道を歩き始めた」ということ。

 

 そして、特に日本のような少子高齢化社会を迎える国にとって、それは逆戻りできない大きな社会構造の変革につながっていくはずなのです。

 

それでは、一体どういうことなのかをご説明しましょう。

 

 

オンライン化できないビジネスは衰退する。

 

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現在、緊急事態宣言を受けて休業要請が出ている業態を思い浮かべてみてください。

 

いずれも、人間が直接顔を合わせることで成立する「オフラインのサービス業」であることがわかると思います。

 

そのひとつの究極の形が医療であるわけですが、ご存知のとおり、このままでは医療崩壊にも繋がりかねない勢いです。

 

そのため「どうしても会って行う必要がある」と思われていた初診の診察でさえ、あっさりとオンライン受診が認可される運びになりました。

 

これが意味することは何か。。?

 

それは、あらゆる業界において一斉にオンライン化の波が押し寄せる、ということです。

 

オンライン化に対応できるビジネスは生き残り、そうでないビジネスは衰退する。

 

それが誇張ではないぐらい、これは旧来型ビジネスを根こそぎなぎ倒すような大変革なのです。。

 

その根拠は、対談者のお一人が発言されていた「ビジネスのオンライン化は、国にとっても推進したいこと」 というキーワードに隠されています。

 

「効率化」と「ムダの削減」を叶える、理想的ソリューション

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少子高齢化の中で日本が国際競争力を保つには、 徹底的にムダを省き、効率化を目指さなくてはなりません。

 

そこでいま盛んに活用されているのが、オンライン技術です。

 

すでにマーケティングの分野では、企業のオンライン広告予算がテレビを超えました。

 

また、AIが膨大なデータから人々の行動を分析・予測し、自動で広告配信する技術も当たり前のように使われています。

 

そこに加えて、これまで以上に通信の高速化&大容量化を叶えた新規格、「5G」がこの春サービスを開始🌸

 

さらにダメ押しのコロナウィルスによるリモートワーク推奨により、まさに怒涛のオンライン化が口火を切ったわけです。

 

 

人々のこころを守る大切さ

これらを考え合わせた時、今後わたしたちが直面する課題とはなんでしょうか?

 

おそらく、一部の情報強者や器用な方はうまくこの波に乗ることでしょう。

 

ですが、多くの旧来型思考の人間にとって、これからの数年は大きな混乱と苦しみの中で進行することが予想されます。

 

なにしろ、

「明日からあなたのビジネス、オンライン化してね!」

 

といきなり言われて、あなたはこれまでの収入や安心感をすぐに構築できるでしょうか?

残念ながら、わたしにはできません…笑

 

そこで重要な役割を担うだろう分野こそ、「人々のこころを守る領域」なのです。

 

やみくもに時代の変化に振り回されるのではなく、まずは自分にとっての安らぎや幸せとは何かをしっかりと見極める。

 

その上で個人として、または家族単位でこの変化にどう向き合うかを考えなければ、いたずらに焦って消耗してしまうだけだと思います。

 

今こそ「精神科の看護職」をオススメする、10の理由とは!?

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さて、前置きがずいぶん長くなりましたが、本題に入りたいと思います笑

こんなご時世だからこそ精神科の看護職をオススメしたい10の理由。それは。。。

 

  1. 医療は社会インフラのため、経済基盤として安定している。
  2. 医療職でありながら、感染症のリスクが低い。
  3. 同僚の子育てママ率が高い。
  4. 他科と比べ、残業がほぼ発生しない。
  5. 日常業務に外科的な処置が少ない。
  6. ブランクが長くても、スムーズに復帰しやすい。
  7. プライベートの時間をしっかりと確保できる。
  8. どの年齢層であっても、それぞれの持ち味を発揮できる。
  9. 家庭での子育てや介護などに知識や経験が活かせる。
  10. 自分や家族のメンタルの不調に対処できるようになる。

 

それでは、順にご説明していきましょう。

 

1.大失業時代が目前に迫った今、まずは安定して働き続けられることが何よりも大事です。

 

2.医療職にとって悩ましい問題ではありますが、特にシングルマザーの看護師さんの場合、勤務先の選択は死活問題です。

 

3.シングルマザー問題と少しかぶりますが、職場の理解は有給の消化や勤務変更のしやすさなど、働きやすさに直結します。

 

4.保育園に預けた子どものお迎えや、自宅療養中の配偶者のことなど、時間が読めずにイライラする時間が激減します。もちろん、早めに職場入りして情報収集をする必要もありません。

 

5.褥瘡の処置や点滴などはあるものの、頻度も低く難易度の高い業務はそれほどありません。

 

6.子育てのために10年のブランクがあった看護師さんでも、他科にくらべて業務内容の大幅な変更は少ないため、スムーズに復帰されています。

 

7.「この仕事は、趣味に打ち込む時間がちゃんと取れる。」そんな風に嬉しそうに話される看護師さんは多いです。

 

8.「精神科の看護は、あらゆる年代で構成されるのが理想的。」そう話される看護師長もいるほどです。

経験年数が浅ければその若い感性が、年配であればその人生経験の奥行きが、患者さんへのアプローチ手段となります。

 

9.忍耐づよく患者さんと付き合う姿勢や、できることを伸ばしてあげる工夫は、子育てにとても役立ちます。

 

10.いろんな患者さんと日々接することで自身をより深く知り、コントロール方法を身につけられる職場です✨

 

 

と、10の理由を挙げてきましたが、もちろんメリットばかりではありません笑。

 

たとえば、外科的な処置の少なさは「だんだん腕が鈍ってくる。」と言って気にする看護師さんも結構います。

また、看護にすべてのエネルギーを注ぎたい!という方にとっても、こうした精神科の特殊性はかえって物足りなく感じるかもしれません。。

 

ただ、精神科以外の看護師の仕事ぶりは、息つく間もないほど多忙であることもまた事実。

 

「もっと余裕をもって患者さんひとりひとりと向き合いたいなあ。」と日々感じている方や、

精神科ならではの「相手のこころへアプローチする看護」に興味がある方にはピッタリの職場です😊

 

さて、いろいろな要素と事例を挙げてきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事で職場としての精神科の魅力が少しでも伝われば幸いです✨

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

たろけんでした!